疑われてるんだよ!!

 息子が銀行に、50ドルの海外送金小切手を作りにいった。私が近くの支店に行くと、
 「本店でないとできません。」
と言われたためだ。おかしな話である。そんなもの作るのにいちいち本店までいくのなら、本店まで100キロあるところの人は作るなと言っているに等しい。

 Tシャツにジーパン姿で銀行に入り、あて先や小切手の種類などを書いたメモを探し出すためにズタ袋のようなナップサックをまさぐっていると、スーツ姿の行員が頼みもしないのにやって来て、
 「どういうご用件ですか?振込みですか?お引き出しですか?入金ですか?どういったご用件ですか?・・・」
と矢継ぎ早に質問してきたらしい。
 「どういう用件なのかを見るためにメモを探しているからちょっと待っててください。」
と言っても、まだなにやら言っていた、ということで息子は偉く不審がっていた。
 「あの人は何であんなに僕を質問攻めにするんだろう?しかも壁には笑顔でお出迎えみたいな標語まで貼ってあるのに、なんか不機嫌そうに。不愉快だ。
 「そんな格好で金の無さそうな若い男が銀行の中でズタ袋まさぐってたら、銀行強盗でもするんじゃないかと思ったに決まってるじゃない。行員さんの行動は正しいよ。」
と私が答えると、
 「エッ!僕疑われてたの?エッ!僕って、小さいころいつも女の子に間違えられてたよね。」
と驚く。自己イメージって、大人でも現実からかけ離れていることがあるんだからしょうがないかもしれないけど、そんなに驚かれると息子の自己認識能力に不安を感じてしまう。

 10代後半以上の若い男は、世の中にとってどの時代も、いつ馬鹿なことをやらかすかわからない怪しい存在なのだ。周りはみんなそう思っているのに、本人たちにはそう思われているという自覚がないのか。

 窓口で用を済ませてから、
 「1ドル104円で買って、106円で売る、その2円はどうして決まるんですか。」
とたずねたらしい。為替レートの決まり方はわかるけど、2円はいったいなんだとおもったとのこと。
 「ややこしいので、すぐに答えられない。」
と言われて少しムッとしたらしいが、当たり前である。子どもに質問されたら大人は答えなきゃいけないなどということはない。答えたくないときは答えない。気が向いたら答える。それでいいのである。

 でも、50ドルの送金小切手に手数料4000円は、私もなぜだか聞いてみたい。

 それにしても、子どもって銀行にいくだけでこれだけ楽しめるんだから、やめられないだろうな。
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by mayumi-senba | 2004-03-31 13:35 | 息子
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