寿退社とオレオレ詐欺

アメリカに留学中の息子からは、週に1度ほど電話がかかってくる。
 食べ物のまずさが想像を絶する。肉はなんとなく肉だということがわかるけど、その傍に添えられていたりまとわりついているものがいったい何なのか、得体が知れない。野菜かもしれない。

らしい。
それ以外は、結構エンジョイしている。友達と夜更かししたら、コーヒーメーカーを取り上げられた。

らしい。
寮の管理をしているおじさんが、寿退社するらしい。いい人だったので、ちょっと寂しい。

などと変なことというので、よくよく聞いてみると、定年退職とともに結婚するらしい。紛らわしいことを言うな!
ふと気が向いてばあちゃんちに電話したら、オレオレ詐欺に間違えられた。

 母から電話があって、
 「オレオレ詐欺と間違えたんじゃないよ。違うよ。そう言っといてね。」
とあわてている。母の慌てる姿を想像すると、ちょっと気の毒でかわいらしい。

 「帰国した時にもらうお小遣いのための布石に違いないから。」
というと、
 「ああ、そうか。」
と納得する。お金を取られることに違いはないのに、ホッとして、そして喜んでいる。

 結構いい味のおばあちゃんになったんだな、と生意気な娘は思ったのです。
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by mayumi-senba | 2004-10-22 21:24 | 息子
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