今すぐ発言しなくても・・。評論家じゃないんだし。

 イラクで囚われていた3人の方々の解放は、本当にうれしい知らせだった。

 この間の家族の振る舞いやご当人たちの物言いに対して、ネット上激しい非難の言葉が舞っている。年端もいかない若い人からも激しい物言いが目立つ。

 ネットで自由に思いを発信できるようになったことを、私は喜ばしく思っているが、皆さん、思いを発信できるようになったら、今度はコメントを出さなければいけないという脅迫観念に捉われていないだろうか。

 「聞かれたら答えなければならない」、から、さらに進んで、「物事が起こったらコメントを出さなければならない」、という評論家魂が刺激されるのだろうか。評論家ではないのに。

 成人されている当人の行動を家族や親戚が止められないのは、胸に手を当ててみなくてもわかることだ。
 その家族が、それでもやはり身内の危機に取り乱しているのは、これも当たり前のことだ。何をどう考えていいか、情報も不足しているし、その間も危険はさらに大きくなっているかもしれない。そんな状態で、何億という人の前に引っ張り出されて、どういえば、どうすればテレビの前の人たちが満足するのか。

 ご当人たちにしても、覚悟の上とはいえ、囚われていた間は情報から遮断され、命の危険にさらされていたのだ。何が起こっているのかわかっておられない。私たちと同様に。

 犯人の事情、当人たちの事情、日本、イラク、そしてその他の国家の事情など、もう少しいろんなことがわかってから、自分の考えを出しても遅くないのではないか。

 むしろ今は、何をどう判断すべきか、そのために必要な情報をもっと得るためにエネルギーを割くべきではないか。そのためにネットが活用されることを祈る。
 
 
 仙波眞弓のココロ
 

 

 
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by mayumi-senba | 2004-04-16 15:40 | 世間のこと
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