ビッグイシューって知っとぉ
ホームレスの人の一日を取材したドキュメンタリーを見た。 ゴミ箱の中や落ちている空き缶、雑誌などを拾ってわずかなお金で売っている。一日中に近いぐらい働いて1500円ほどのお金を得ていた。拾っていい日と拾っていい場所が決まっていて、ホームレス同士でワークシェアがきっちりできていた。 そのおじさんは、もくもくとまじめに律儀に仕事をしていて、そんなに働くのなら、普通に働くのとどう違うのか、と思わなくもないが、事情があるか、いわゆる定職よりこちらのほうがよい理由があるに違いない。 ホームレスの人たちの中には、仕事はしたいが事情があってホームレスになり、いわゆる「住所を持たなくなったから就職ができない」という悪循環の中にいる人がいる。 悪循環から抜け出すきっかけ、仕掛けはたくさんあったほうがいいなと思う。 しかし、私が見たその黙々と空き缶を拾い集めるおじさんの姿は、なんと言えばいいのだろう、感動と呼ぶしかないものを私の中に引き起こすのだ。別に美しいわけではないし、そのおじさんのために誰かがとても助けられているわけでも喜んでいるわけでもない。 私たちが、たとえば女だからといってひとくくりにされたら困るように、ホームレスのひとたちもひとくくりにされたら嫌だろう。 ビッグイシューのような営みが、真性ホームレス、というか、なんと言うか、そういう生き方を選んでいる人たちを生きにくくしないことを祈りたい。 でも、日本もすこしずつ市民社会になってきているのだ、という感じがする。
by mayumi-senba
| 2005-03-21 08:33
| 世間のこと
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