プリオン調査会は役人と政治家の隠れ蓑にされている
食品安全委員会プリオン専門調査会 20ヶ月齢以下の牛のBSE検査をしなくても、人に対する変異型クロイツフェルトヤコブ病の感染のリスクは、検査をするのと比べて、リスクが増大するとは言えない。 というのは、平成13年10月から全頭検査され、処理方法もかなり確立されている日本国内対策の検証をすると、上記のような結論に達するのであって、アメリカの牛のことを言っているわけではない。 また、全頭検査をすることの意義を否定しているわけでもない。 諮問に対する答申をすると上記のようになるということだ。 リスクとコストを秤にかけた答えでさえはなく、 「今現在の国内の状況で言えば、今20ヶ月齢以下の牛のBSE検査をしなくても、リスクはあがるとは言えない。」 と言ってるだけだ。 アメリカの生後20ヶ月以内の牛が安全だなどとは、かけらも言っていない。 ましてや、どの牛が生後20ヶ月か怪しく、処理の仕方もかなり胡散臭いらしい。 委員たちは国産牛に関しては上記の見解で一致しているし、下記の「おわりに」の部分も一致しているらしい。 BSE及びプリオン病に関しては科学的に不明確な点が多く、利用できるデータも少ないため、リスク評価に有用な研究を一層推進する必要がある。また、リスク評価の基本となる科学的知見に関して、今後新しいデータ、技術革新等が得られた場合に評価の見直しを行なう必要があると考える。 要するに、 「まだまだよくわかってないから、これだって、とりあえず、的な見解でしかありません。」 ということだ。 委員たちも出された答申について怒っている。見直しをする機会も時間も与えられなかったそうだ。 アメリカ牛の輸入再開のためにこの時期にこの答申を出させる、というのは、委員たちも私たちも、愚弄されている、と思って間違いない。
by mayumi-senba
| 2005-04-04 05:07
| 世間のこと
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