女から見た戦争

戦争と女

 戦争というものを、女の私の目から見たらどう見えるか。

 戦争には、男による領土と女の奪い合い、という側面があります。というより本質かもしれない。

 戦争を引き起こした女がいるとしたら、それは、男の価値観を内面化し、またそうしたほうが幸せになれるポジションにいる女です。

 私にはメスやなわばりを奪い合うオス同士の戦いを、文明の力によって際限のないものにしたのが戦争、という風に見えます。
 
 人間の身体には、低血糖時には血糖をあげるホルモンが沢山あるのに、高血糖時に血糖値を下げるのはインシュリンしかない。けれども食糧が不足していたときは、インシュリンだけで十分高血糖を防ぐことができた。
 しかし、文明が飽食を人間に許したときに、高血糖をとどめるためには、身体の自然にに任せていたのでは足りず、意思の力を必要とし始めた。

 今は相当な意思の力がないと、文明が作り出した武器による高血糖を防ぐことができない。

  お題目は何でもよいのでしょう。自由や民主主義や、正義。
  自分のほうが正しい(強い)、自分についてきたほうが得だ(自分に服従しろ)。

 そんな戦いが個人レベルで行われる分には、われわれメスも高みの見物で、どっちかが参った、というのを待って強いほうにつくなり、それでは面白くないから弱いほうについたりしていればいいのですが、動物と違って戦争は女たちを巻き込むのですね。

 正確に言えば、女にとって戦争は迷惑だ、ということです。

 では戦争は迷惑だといっていれば、男たちは戦争をやめるか。
 そうは思いません。でも、迷惑なんだから、
 「迷惑だ。」
と言う。そういうことです。
 「迷惑だからやめなさい。いうこと聞かないんなら、ぶつぞ!」
というわけにはいかないでしょ。

 「迷惑だからいい加減にしてくれ。」
って、私たちも武器を持って男を脅すようにすればいい世界になるのかな。

 武器を使って戦うことをはじめた時から、人間は自然から遠のき始めているのだから、それがありなら、女が武器を持って男を脅すのもあり、なんでしょうね。

 なんだかね。

 私は、

 「あまり不自然なことをすると、バチがあたりそうな気がします。」

 巫女のようにそういい続けます。

 


 

 
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by mayumi-senba | 2004-04-25 15:05 | 世間のこと
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