生活保護、という制度がある。
この人には必要だと万人が文句無く思える人がいるし、この人がもらうのは誰もがおかしいと思われる人もいる。 そもそも制度というものはそういうものだと思う。 誰かを救おうとすると、その救う仕組みそのものが、本来自立すべき人の自立をそぐことになる。仕組みを食い物にしようとする人もでてくる。 誰からも文句の出ない制度など、目指すべき存在としてのみ存在しうるのだ。 しかしこのごろ思う。 生活保護という名の報酬を納税者から受け取ることで、その人が働かないで生きていること自体が、納税者である我々にに多くのことを教えてくれたり、何かに気づかせてくれたりしている、と思うことがある。 もちろん働こうと思えば働けなくもない人なのに、である。 風のように生きている。 本当にそう思わせてくれる人がいる。 一緒に酒を飲んだら、至福の時間だった。 もちろんその人は、私に至福のときを過ごさせようなどとは思っていない。 私の役に立ってやろうなどとも思っていない。 ただ一緒に飲んだ。 そして風のようにどこかへいってしまった。
by mayumi-senba
| 2004-04-26 23:26
| 世間のこと
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