関西人の強迫行為

 うちに来て2ヶ月になるシーズーの仔犬。 
 やってきたのは2ヶ月前で、まだ生後2ヶ月を過ぎたばかりのころ。何をしても赤ちゃんの拙さがあり、走ってもよろよろ、しかもうまく止まれない。
 かわいい、かわいい。

 そのころのことである。
 山陽道のサービスエリアで散歩させているときに、関西弁でじゃれながら近づいてくる若いカップル。

 女の子がうちの犬を見て彼氏に言った。

 「イャー!!見てみてー!!カワイー!!電池入ってるみたーい!!。」

 私はここに関西人独特の「比喩癖」を感じた。

 何か物事を喩えるときに、生半可な比喩では満足しない。より正確に、というより、より核心を突き、さらに、ひねりをいれ、時にその大げささも芸のうち。

 その進化のしかたに、ある種の強迫性を感じるのである。

 私は今、関西圏外で暮らしており、抑え気味にしているが、「より芸のある比喩」にしたいという欲求を抑えがたいときがある。
 
 「うちの犬は、電池は残ってるけど、ネジが一本緩んでるみたーい!!」

 

 

 
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by mayumi-senba | 2004-05-02 16:16 | 自分のこと
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