葉となりて桜に長き夢のあと

葉桜

 いつの日だったか、周りに人がいなくなったころの葉桜を、
 「美しい・・・。」
と思ったことがあった。そのときは突然やってきて、その日から私にとって、さくらは葉桜になった。

 前日まで「葉桜」は存在すらしていなかったのに。

 花は夢。

 夢からさめかけるころ、そこにはやさしい色の木の葉。
 木の葉の優しさは、幹から枝への姿の玄妙さと、木肌の美しさを教えてくれているよう。

 「実はね、ここにもこんな美しさがある。もう教えてあげてもいいよ。」

 そういわれたような気がして、自分で自分を大人の側に少し寄せてみた。
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by mayumi-senba | 2004-05-04 08:07 | 自分のこと
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