基準服を着ない理由

中学校自由服通学の顛末

 小学1年生の秋か冬ごろから、息子は基準服を着なくなった。私は、基準服と聞いていたので、私が経験している基準服、すなわち
「着たい人は着る、着ない人は着なくてよい」
という理解をしていて、問題があるとは考えなかった。学校からも特にそれが問題であるということはいわれなかった。

 息子が基準服を嫌った理由は、
①着ると痒くてたまらない。実際着せるとすぐに体中を掻き始める。
②半ズボンは遊ぶときに足がこすれて痛いし、怪我をする。
③プリントに「出来るだけ基準服を着るように」と書いてあった。

 子どものことなのでここまでが限界だろうし、私が納得するのには十分だった。

 ただ、子供同士の軋轢については、学校がよほど積極的に私服通学もかまわないということを言わない限り難しいだろうと思っていた。
 しかし、制服好きな人たちがたくさんいて、学校も難しいので、それを学校に押し付けようとは思わなかった。学校はそうするべきではないかとは思ってはいたが。

 小学校の間、私服通学は最初息子だけだったし、後に二人ほど私服通学をするようになっただけだ。ただ、冬になると、上着は基準服でしたはスカートや半ズボンではなく、長いズボンをはく子が多くなった。

 中学も基準服のはずだが、事実上校則に細かく定められていて、「制服」といってよかった。
 私が中学の新入生の保護者が集まる席であのような発言をしたのは、少なくとも大人との軋轢の半分は引き受けておこうと思ったからだ。 

 同じ小学校から来た子達は、息子の私服通学に慣れていたが、他校出身の子からは異様な存在に思われたことだろう。1年生のころはかなり嫌がらせを受けたようだ。上級生の女の子から、
 「私たちの卒業式には出席しないでほしい。」
といわれたこともあったらしい。荒っぽい嫌がらせも含めて、怪我をさせられないかぎり私は一切口出しをするまいと思っていた。
 息子の、喧嘩好きなくせに臆病なところを信頼していたのだ。
 負ける喧嘩はしないし、喧嘩をしても怪我をさせないだろうという信頼があった。
 実際、その点について息子は期待を裏切らなかった。
 
 こう書くととなんだかとっても立派に聞こえるが、もちろん、普通に子どもなので、幼い、場合によってははた迷惑な行いもきっと多々あったに違いない。

 
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by mayumi-senba | 2005-10-17 09:57 | 息子
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