なぜ人を殺してはいけないか・・・それから先

なぜ人を殺してはいけないか。

 「それから先」とは、たとえば、

 ではなぜ戦争では人を殺しても罰せられないのか。
 自分が死ぬことを覚悟している人間の殺意は防げないではないか。
 国家による死刑ならいいのか。
 自分の身の安全が確実に守られるのなら殺人を犯してもいいのか。
 殺人を犯さなくとも、どこかの誰かの餓死に手を貸しているのではないか。
 殺人よりはるかに多くの人が交通事故で死んでいるではないか。
 手助けをしないことで、誰かの死に見て見ぬ振りをしているのではないか。
 自分が死なないためなら人を殺していいのか。
 心の中だけなら、何人も殺しているが、それはいいのか。

 いくらでも問いは立てられる。自分自身が矛盾を感じているから。

 しかし、子どもに対してそれを説明できないので、命を大切に思う教育ができないなどというのは、戯言であると思う。

 自分が殺されるのは嫌でしょう。
 家族が殺されるの嫌でしょう。
 誰が誰を殺してもいい世界は嫌でしょう。
 だから、あなたが誰を殺すことも許されない。

という言葉で分かり合える関係を築くことが肝要なのだと思う。それがわかったあとに、子どもは子どもで、矛盾にぶつかればよいのだ。

 答えを出せていない、殺し合いを防ぐことができない大人の限界は、そのあとに子どもに伝えればよいのだ。
 伝えなくても子どもには何時かわかるだろう。大人の限界など。
 でも伝えればいいのだ。

 私はそう考えている。
  

  追記 息子へ
   心の中でなら、何人殺してもいいけどね。思うだけにしなさいよ。

 
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by mayumi-senba | 2004-06-07 18:56 | 世間のこと
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