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男同士の手打ち

現在、従軍慰安婦と呼ばれる人たちが、当時は慰安婦や酌婦、従業婦その他の呼称で呼ばれていて、だまされてか、強制的にか、自発的にか徴用され兵士の性的欲望のはけ口とされていた。すべてではないかもしれないが、中には拒否や脱出が許されなかった人たちもいた。

 そんな女性は、多くは日本の貧しい人々であったが、中国人や朝鮮人の人達も大勢いた。

 軍が直接徴用した例もあるが多くは民間業者が募集、斡旋を行い、軍はその方法の悪辣な場合もあることをうすうすかはっきりかはわからないが知っていながら、業者の便宜を図っていた。

 すべてではないかもしれないが直接軍が関与した場合もあった。

 従軍慰安婦問題の私の認識である。

 数など私にとっては問題ではない。20人だろうと20万人だろうと、何が違うのか。

 従軍慰安婦を支援する女性たちがいて、彼女たちを非国民呼ばわりする人達がいる。

 私は、研究も支援もする時間がなく、いったいどういうことなのかを、左右を問わず多くの人の教えてくれることを読み、上記のような認識を持つにいたっている。

 従軍慰安婦問題に真摯に取り組んでいる人達は、本当に非国民なのか。
 
 私はこの問題について考えるとき、日本人の男性との距離よりは、中国や朝鮮人その他の国の女性たちに身を寄せる。私は日本人であるが女である。

 仲介業者が日本人でなくて、女性たちが自発的に来たと仮定しても、ではなぜ自発的にこなければならなかったのか。

 ましてや、自由を奪われ、まさしく性奴隷と呼ばれるにふさわしい境遇を強いられた人達がいたのだ。
 すべてではないのだろうが、実際の割合はわからないが、いたのだ。

 支援者の人達がいなければ、私はそんなことを知る由もなかっただろう。
 支援者の人達が発表したことの中には、間違いもあったたかも知れないが、知らせてくれたこと功績ははるか勝るのである。

 彼女らの身に起こることは、状況が違えば、いえ、違わなくても日本人女性にも降りかかってきたことではないか。

 ある日祖母がいっていたことを思い出す。
 「戦争に負けたとき、アメリカ軍が来る前に娘を隠さんとえらい眼にあう、と男どもがゆうてた。自分らがしてきたことをされると思い込んでたんや。」

 国家同士の問題もからむので複雑であるのはわかるが、女性が問題意識を持つことはしかるべきことだと思う。男同士で手打ちをするのは、当事者抜きの加害者同士の手打ちにしか見えない、のだということをもっと自覚したほうがよい。

 
 
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by mayumi-senba | 2007-07-05 22:15 | 世間のこと
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