自分も叱られているような気になって

 息子が小学校の4年生の時に、今はもう目新しさがなくなっているが当時はあまり知られていなかった「学級崩壊」という状態になった。息子を含めた7~8人の男子が騒ぎの中心にいた。

 当時の私には、いったい何が起こっているのか理解できなかったが、女の子のお母さんから、
 「うちの子は、人が叱られていると自分も叱られているような気になって怖がるんです。叱られるようなことをさせないでください!」
という発言があった。この発言は、騒ぎの中心の子たちの母親に向けられたものだった。

 こんなことが起こるまで、私には、
 「子どもというものはすなわち自分の子どものころのようなものだ。」
という思い込みがあって、誰かが叱られていると、その時間は先生の注意がこちらに向かないわけで、子どもにとっては「プレゼントされた時間」なのだという感覚しかなった。少々のことでは驚かない私にとって、驚天動地の出来事だった。自分の愚かさに驚天動地だ。

 考えてみれば、子ども時代はとりあえず遊べて楽しい時間が過ごせればいいので、要するにほかの子に興味がなかっただけで、そんな子がいても不思議ではない。
 虚を突かれた感じ。

 こんな出来事の積み重ねが、ジグソーパズルを少しずつ埋めていくような気がするが、それにしてもはめ込まれていないピースが山のように、ある。
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by mayumi-senba | 2008-08-11 23:35 | 自分のこと
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