山芋で殴打

保育園の頃か、小学校の頃、なんでだかは忘れたけれど、息子が意味不明の屁理屈をそれこそ魂を込めて叫んでいたことがある。私に叱られたことに対する抗議なのだけれど、だんだんエスカレートしてくると、自分が何を言ってるかもわからないんじゃないかと思われるほど興奮して、これはもう止めてあげないと止まらないんだと判断して、

 「うるさい!」

 と言って、近くにあった一本のナガイモを手にとり、それで息子の頭を殴った。当然ナガイモは折れて、息子の顔にはネバネバのナガイモの破片たちがタラーりと流れていた。息子はあっけにとられて口を利かなくなった。

 息子はそのことによほど驚いたのか記憶にあったらしく、20歳になろうかという時に、食事をしながら私の妹にそのことを話した。

 「僕、小さいころ山芋で殴られたんよ。顔に山芋がタラーッと流れてきて・・・。」

すると妹は、

 「それはかなり冷静な叱り方やんか。」

といった。その通り私は冷静だった。まったく痛くないが衝撃は大きいに違いないと思ったのだ。息子は、

 「え、そうなん?」
といったように思う。

 「ひどいでしょ。」
ということで笑わせようとしたのだ。それが意外な言葉が返ってきた感じ。

 そんなことが記憶に残っていて、面白おかしく話そうとしている息子は、でも大人っぽく見えたのは間違いない。
[PR]
by mayumi-senba | 2008-09-05 05:04 | 息子
<< 大相撲大麻吸引疑惑:犯罪ではな... そのわけは法要 >>