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孤独

  引用-----
最近、銀幕を飾った往年の美人女優が60代で亡くなった。

 病気を患い独身で死んだということだけで、「壮絶孤独死」とメディアに書かれる。60代にもなれば病気のひとつやふたつあって不思議ではないし、独身なのだから、死ぬ時だってひとりなのは想定内だ。

 なぜ、死ぬなり「孤独」と書かれなければいけないのか。ならば生きている時から「壮絶孤独生活」と取材し、「孤独に散歩」「孤独にお洒落」と記事を書けばいい。

 生きている時には書けなかった独身への冷ややかなまなざしが、死んだとなると解禁したように牙をむく瞬間だ。
----終わり

この記事の中で、遥洋子さんが紹介しているのは、お分かりだと思うが、大原麗子さんである。

 優しげな顔立ちに、ハスキーでかわいらしい声が魅力的な女優さんだった。彼女の私生活で私が知っていることと言えば、歌手の森進一さんと結婚して、離婚したこと。

 記憶が間違っていなければ、森さんは、
 「一つの家に二人の男がいるような生活だった。」
というようなことをコメントしていたが、彼女は一切コメントしなかったように思う。

 なんてかっこいい人なんだと思った記憶がある。

  遥さんの言うとおりだと、私は思う。

  さらにいえば、大原さんは死後こんな風に書かれることも知っていたはずで、その上での療養生活だったのだと思うから、彼女自身はきっとへっちゃらだろう。

 そう考えれば、孤独という言葉をこのように使うものの見識の低さや品の無さがよけいに際立つ。
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by mayumi-senba | 2009-08-22 00:47 | 世間のこと
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