フリーズしないのよ。

  時々だけど、病院では、乱暴な言葉遣いでわれわれ職員を脅すような言葉遣いをする患者や家族がいる。

  職員の中には声を荒げられるとフリーズしてしまう子がけっこういる。

  少なくとも入院患者であれば、病気を抱えていてたいてい体が不自由なので、声を荒げる以上の乱暴を働こうとしても、たとえば今のこの年齢の私ですら、抑え込むことができるだろう。そんなことしないけど。

 もっといえば、ふつうに逃げれば追いつかれることはないので、要するにまったく恐るに足らない。

 理不尽なことを叫んでいれば、何も言わずにくるりと向きを変えて立ち去ればよい。
 同じことを繰り返すのであれば、こちらも同じことを繰り返すだけである。

 冷静に話すのであれば、きちんと話を聞いて、誤解があれば解き、要求がどうしても受け入れられないものであれば、可能な限り事情を話してわかってもらい、受け入れられるものは受け入れる。

  あせってしまい、黙って立ちすくんでしまうと、あいての理不尽な怒りがさらに増していくだけである。

  訓練だなあ、と思うのは、一度そういう目に会って、何度かこのような対応をすると、たいていの子は恐れず立ち去ることができるようになる。

  患者でなくて家族が大きな声でわけのわからないことを叫んでいれば、これは危険なことがないことはない。逃げてもつかまる可能性がある。

  でも、こういう人も恐れるに足らない。

  なぜなら、たいていそういう人は、頭が悪いか、そうでなくても頭に血が昇って冷静ではないので、怒鳴りたいだけ怒鳴ってもらって、その中で何が彼をそうさせているのかを冷静に探れば、警察を呼ぶべきか、糸口が見つけられるか、判断がつく。

 本当に危険な人は、こんなバカなことはしない。

 
  
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by mayumi-senba | 2009-09-14 21:38 | 世間のこと
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