ひまわり

誕生日

 ゴッホの絵、だけのカレンダーを買ったことがあって、その中に、一枚のひまわりの絵があった。

 ゴッホは、驚くほどたくさんのひまわりを描いていて、わたしはどれも好きなのだが、そのカレンダーのひまわりは、少し花びらがしおれ、中に種が目立ち始めたころの、でも枯れているわけではない時期のもの。

 私は自分のことを、
 「花ならひまわり。」
と子どものころから勝手に思っていて、ひまわりが咲くと、
 「自分の季節がやってきた。」
と考えていた。

 ひまわりは、花として決して美しいものではないが、そんなことは気にせず、元気よく咲いている。

 30代半ばにその、カレンダーに描かれたしおれかけたひまわりを見た時、不思議なことに、ひまわりがその陰影ゆえにとても美しいものに見えた。

 息子を産み、育て、大人ゆえの悩みや苦しみを少し知り、そんな自分のことを少し好きになり始めた時期だった。
 私にとって、カレンダーのひまわりはまさしく私自身で、そして美しかった。a0011256_2342958.jpg

 この時期、古びた駅のそばで、しおれかけ、少し首を下げたひまわりの群れを見ると、
 「今が一番魅力的だよ。」
って、声をかけたくなるのです。
 
   私が見た絵は、探してみたけどなかったので、ちょっと違うものをアップしました。
 
[PR]
by mayumi-senba | 2004-08-21 02:34 | 自分のこと
<< 共働きの夫婦のほうが子育ての負... ボクじゃないマーク >>