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とりとめのない話

 行きつけのお店のカウンターで、魚屋さんと出会った。彼はお店を持たず、料亭やレストランに魚を持っていくらしい。魚の話を実に楽しそうにしてくれて、楽しさが疲れている私にも伝染した。

 この年齢になっても、私が知らない仕事の形態が、この世には実にいっぱいある。
 タウンページを見ると、数え切れないほどの職種がこの世に存在することがわかる。

 私は、これだけの可能性を捨てながら生きてきて、そして今ここに、こんな私として生きている。生きるということは、可能性を絶え間なく捨てていることでもある。

 そんなことを思いながら、ふと彼に、
 「美味しいおすし屋さんを教えてください。」
というと、ある店を教えてくれた。

 お江戸で修行した主人が握っていた鮨屋が店じまいをして、寂しい思いをしていたからだ。

 さっそく彼が教えてくれた鮨屋に行ってみると、確かに美味しかった。鮨以外の小料理も、気が利いていた。ここの主人もお江戸で修行したらしい。
 
 関西人としてはちょっと悔しいが、握りは江戸だと認めざるを得ない。

 この店は、値段もとても良心的。
 大収穫でした。

 なんだかとりとめのない話。

 
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by mayumi-senba | 2004-11-23 23:26 | その他

わかってないなあ

 職業柄、働きながら子育てをしている女の子達が職場に結構いる。

 大変そうだけれど、実は、結構楽な子育てをしている、ということに、当事者は気づいていないのではないかと思う。かくいう私がそうであった。

 朝早めに起きて保育園に連れて行く準備をしなければならない。短い時間に朝ごはんを食つくり食べさせ、自分も食べ、洗濯物を干し、着替えをさせて、自分の身支度をし、そして、すこし遠回りをして保育園に連れて行く。
 この怒涛の時間が過ぎれば職場に行き、しばし子どもの事をわきにおくことになる。が、心配なことなどがあると、職場の先輩ママさんに相談することができる。

 そしてお迎えの時間には、わが子が、自分以外の大人にもちゃっかり甘える能力を獲得していることや、お友達とけんかしたり遊んでいたりする姿を垣間見る。社会性を徐々に獲得する姿を見ることができるのだ。
 そして、わずかな時間であるけれど、保育園の先生から子供の様子をきき、アドバイスを受ける。

 いいたいのは、孤独な子育てではないということだ。

 子育てで大変なのは、身体のきつさではない。
 子育ては、日々の子供の成長に応じて大なり小なりの責任のある決断を迫られる。しかも毎日のように次々と。

 右も左もわからない職場で、誰のアドバイスも受けることなく、大なり小なり責任ある決断を次々と迫られた時のことを考えれば、それがどれほどプレッシャーになりストレスになるか容易に想像できるはずだ。

 子どもに今起こっていることがどういうことなのか、経験をつんだものから見たら些細なことであったりするにしても、当事者にはそのことの大小が見分けられないのだ。すべてが重大なことのように思え勝ちだ。もちろん逆に、事の重大さに気づかない場合もある。

 専業主婦の妻を持つ男達は、自分は仕事をし、その仕事のために子育てにかかわれないのに、たっぷり時間があるはずの妻がそれに不満を持つということが、どうしても理解しにくいらしい。

 職場というのは確かに大変な場所ではあるけれど、一人で仕事をこなせるようになるまでは、必ず誰かが見ていてくれる。時にうるさい存在としてかもしれないけれど。
 決断が孤独のうちになされるようになるまでには、鍛えられる猶予期間があるのだ。

 ここでいいたいのは、だから母親も働いたほうがいいというのではない。父親のこの無理解は専業主婦のお母さんのほうにより強く響く、といいたいのだ。
 男性にも当事者以外の女性にも、大きな誤解がここにある。

 女が働いていると、大なり小なり夫は子育てに協力せざるを得ない。
 (私自身は、この、協力という言葉が気に入らないが、現実にはその程度の物だ。)
 夫へのこの圧力が、専業主婦のひとの場合にはかかりにくい。それも大きなストレスになる。

 では解決法は、とはいわない。子どものいる男性やこれから父親になる可能性のある男性が読んでくれていたら、自分の妻の内面に起こっていることを理解してほしい。
 
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by mayumi-senba | 2004-11-11 01:36 | 世間のこと

ウミウシ

前から書こうと思っていて、今頃なんですが・・・・。

ウミウシって楽しいですね。
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by mayumi-senba | 2004-11-09 00:03 | リンクなど

ちいさなサービス

先日、タクシーの中で急に冷たいお茶が飲みたくなって、25歳だという若い運転手さんに、

 「缶コーヒーやお茶を車内販売してくれるとうれしいな。」
と言った。企画を提案する機会があればしてほしいと思ったからだ。彼は、
 「そうですね。そういうサービスがあったほうがいいですね。言っておきます。」
と、屈託無く答えてくれた。

 しかし、もしそれが実現したら、結局そのサービスはどのタクシー会社でも横並びで実施されるようになり、私たちはまたそれを当たり前と思うようになる。
 残るのは、運転手さん達の、「飲み物の管理をするのも当たり前」という慣習だ。

 小さなことだけれど、こんな小さな積み重ねが、今私たちの仕事をどんどんストレスフルなものにしている。客の立場の時は、少し便利かもしれない。しかし、こんなことを社会全体で突き詰めていけば、振り返って、自分の職場でのストレスは限りないものになっていくだろう。

 20分や30分の間のことで、我慢すればいいし、体が不自由になったときにはその時その時の便宜をはかってくれればいい。

 ヨーロッパの人たちが、客としてその種の不便さに平気な顔でいるのは、人間としての知恵だと思えてならない。何事にもほどほどということがある。

 言い出しといて変だけれど、タクシーのなかでそんなことを思い、運転手さんと話し、結局最初の言葉は無かったことにしてもらった。
 
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by mayumi-senba | 2004-11-08 04:44 | 世間のこと

へつらう人

 若い看護婦さん達が怒っている。

 「あの人、私たちにはものすごく横柄で無茶なことを言いうくせに、先生達にはぺこぺこする!!さっきまですごい顔していたのに、先生が来たらニコニコ笑って。」

 人は、自分がしてほしいように振舞う。

ということに、彼女達はまだ気がついていないらしい。

 そんなことはないのだけれど、彼の頭の中では、

 医者>自分>看護士

で、

 「自分が医者に対するような態度で看護士さんたちに接してもらいたい、もらえるはずだ、もらわなければならない。なのに看護士さんたちは自分にへつらわない。」

 当たり前である。いまどき医療関係者が威張るのもみっともないことだけれども、だからといって必要以上にぺこぺこする必要はない。サービス業としての節度を無くさぬように、でもお互いに人間同士であるという基本は崩す必要はない。

 けれども彼はそれでは気がすまないのだ。なぜなら彼は、彼より上、と思う人には、これでもかというほどのへりくだった態度を取っているではないか。

 悲しいけれど、人との付き合いにおいて、相手を上下関係でしか見ることができない人なのだ。

 「上にへつらうひとで、下にはやさしいという人を見たことある?」

 私は無いのだ。
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by mayumi-senba | 2004-11-07 15:50 | 世間のこと

食べ物の力

 私の祖母が直載に過ぎるのか、関西という土地柄がそうさせるのか。

 「美味しいモンさえ食べさしといたら、男はちゃんと帰ってくるもんや。」

 私と妹は幼いころから、祖母にこういい聞かされてきた。祖母の娘であるおば達も、口を揃えて言っていた。

 彼女達はある意味正しく、ある意味間違っている。
 美味しいモンさえ食べさしといたら帰ってくるような男を選んだら、美味しいモンさえ食べさしといたら帰ってくるんである。美味しいモン食べさしても帰ってこんような男を選んだら、美味しいモンを食べさしても帰ってこないだろう。

 Simple is the best

を地で行く結婚観である。

 しかし、祖母の相方である祖父は、実は遊び放題遊んだあと美味しいもん食べにうち帰ってきた。戦中も戦後も、あまり子供たちにひもじい思いをさせなかった、ある意味甲斐性のある祖父に、文句の百万言をぶつけながら、祖母は祖父の好きな食べ物を用意し、そして祖父は、
 「そこまで言われて帰ってくることはないのに。」
と孫が思うほどの罵声を浴びながら、確かに帰ってくるのである。

 ある種の人間、これは私も含まれていると思うが、にとっては、食べ物というのは恐るべき力を発揮する。

 

 
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by mayumi-senba | 2004-11-03 00:44 | 世間のこと

好きでないものに限って御託を並べる。

 私はカレーにはうるさい。近頃は、自分で作った自分のためのカレーと中村屋のカレーしか食べない。

 それは私がカレーが大好きでこだわりがある、というのではなく、カレーそのものがそんなに好きではないので、点数が辛いのだ。

 しかし、コーヒーは大好きで、上等のコーヒーも美味しいけど、インスタントコーヒーだってこだわらない。
 イチゴは、少し腐りかけていたって食べてしまう。
 メロンパンはスーパーで売っている何個か入って200円のものだって喜んで食べる。

 人間は、好きなものには甘く、たいして好きでないものに限って御託を並べる。もっと嫌いな物には見向きもしない。

というような話をしながら、お昼ご飯のカレーを頂きました。

 
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by mayumi-senba | 2004-11-02 21:42 | 自分のこと