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橋下(はしもと)徹弁護士の発言

9月3日20時44分配信 読売新聞


 大阪弁護士会所属の橋下(はしもと)徹弁護士(38)が、読売テレビ系の番組「たかじんのそこまで言って委員会」で、山口県光市母子殺害事件差し戻し控訴審の被告弁護団への懲戒請求を呼びかけ、業務を妨害されたとして、弁護団の今枝仁弁護士ら4人が3日、橋下弁護士を相手取り、1人当たり300万円の損害賠償を求め、広島地裁に提訴した。

 関係者によると、橋下弁護士は5月27日放送の同番組の中で、「弁護団を許せないと思うなら、弁護士会に懲戒請求をかけてほしい」などと視聴者に呼びかけたという。

 驚いた・・。

弁護士は、依頼人の利益になると考える行動をとらなければならないと理解している。

 報道のとおりなら、殺意がなかったことの根拠として弁護団が主張していることは確かに受け入れがたい。

 
安田好弘は「加害者が本村弥生さんを殺害したことについて、亡くした母に甘えようとしたら騒がれたので、静かにさせようとして首を絞めたら死んだと傷害致死を主張した。その上、被害者を死姦したことについて、自分の精子を体内に入れ込むことで加害者は被害者を生き返らせようとした。と弁護した。


 私だって自分の家族が殺されたなら、もうそれだけで加害者を殺してやりたい。絞首刑などというなまっちょろい殺し方では気がすまないだろう。

 謝罪があろうが何があろうが、もうそんなことは関係ないくらいだろう。殺害にいたった動機など、何を言っても怒りが少しでも静まろうはずがない。

 だから、私が被害者の家族という立場になった時には、何を言うか、するかわからないと思ってほしい。逆上しながらも、ああいえばこういい、筋の通ったようなことも言うだろう。
 
 しかし冷静な判断はできない状態なのだ。

 そんな心情を、十分理解した上で、社会を健全に回していく知恵を働かせてほしい。
 そして、かつ、私も救ってほしい。ありとあらゆる方法で救ってほしい。

 しかし、

 一部の国民からの懲戒請求によって、裁判での弁護で懲戒を受けるようなことがあったら、弁護士の弁護が萎縮する。それはやはり、数ある冤罪事件や、繰り返される国策捜査などに巻き込まれたときの、対抗手段を自ら奪うことになりかねない。いや、なる。

 それは今の医療を見ればわかる。医師は現場から撤退しているのだ。

 それに、今の日本の捜査方法は、国際標準から大きく遅れている。沖縄での米兵による犯罪捜査ができないことを、世界に向けて大きくアピールできない理由はそこにある。

 橋下弁護士の発言は、被害者の家族や近しい人たちから出たものならば、わかる。
 「お気持ちは察する。」
と、頭を垂れるしかない。

 しかし橋下氏は弁護士である。広い視野で物事を見ながら、しかし、弁護士に与えられた仕事を守るべきではないのか。

 彼が「懲戒勧告を」と呼びかけるのは勝手だが、彼の言動を批判するのも勝手なので、批判しておく。

 
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by mayumi-senba | 2007-09-03 23:22 | 世間のこと