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変わるわね

二十数年前に真っ赤な顔をして生まれてきた姪っ子が、赤ん坊を育てながら、切子作家をしている。あ、忘れかけたが夫もいる。

欲目なのかセンスがよい。

注文したがなかなか商品は届かず、というのも、結構ファンがいるので、おばさんは後回しになってるらしい。

こんなこと、読んで誰が面白いだろうか。しかし私は面白くて書かずにはいられない。

あの、手の動かし方がわからずに、意味のない動きを繰り返してばかりいた赤ん坊(当たり前だ)だった子が、いまや繊細な工芸品を作っている。

考えてみれば息子は、鱧好きのあまり自分でさばいたりしている。仕事をして給料ももらっている。

そういえば私も、父にそっくりで残念な顔立ちの赤ん坊だったが、今や、「先生」などと呼ばれている。生涯で言えば、「先生」と呼ばれた回数が最も多いのではないか。もはや、私を名前で呼ぶ人は、年長の親戚のみ。10人いるだろうか。

赤ん坊は、生きていれば年をとり、体も心も環境も刻々と変わる。

当たり前だが、私には不思議で面白いのである。
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by mayumi-senba | 2014-11-12 22:02 | 疑問のまま

醍醐味は続く

お久しぶりです。

何年も放置してお久しぶりもあったものではないが、書いてみたくなった。

また息子が面白い。親ばかですが許してほしい。

就職して3年目、今年に入ってから愚痴の電話ばかりかかってくるので、
「母さんはカウンセラーでもないし、飲み屋のママさんでもない。相談なら乗るが、愚痴のための愚痴ならやめて頂戴。アドラーでも読め。」
といって放置したら、今度は電話をかけても出ないで、
「用事はメールにしてくれ。」
とのメール。

心配をまったくしなかったといえば嘘になるが、放置しておいた。

そしてある日、
「アドラーを読めと言った理由がわかった。」
とメールがあったが、どうよかったのかさっぱり。
「それはよかった。」
と返事しておいた。

先月末に突然我が家に帰ってきて、リラックスの限りを尽くし、好きなものを好きなだけ食べて仕事に戻っていった。

「自分の守り方がわかった。」
というのだ。話を聞くとそれでも相当無防備だが、「憤怒に身を焼く、」という状態から、「とりあえず自分の身だけは守る必要があるということに気がついた」らしい。

よいことである。

もともと音楽好きだが、音楽の聴き比べをはじめたというのだ。同じ曲を違うプレイヤーで。
その集中は、クールダウンによいだろう。

自分の出す企画が時に通ることがあるらしいが、通らないほうにばかり目が言っている。そして苦しんでいるようだが、たとえば10に1つ通れば、塵のように積もってくる「通ったものの積み重ね」の価値が見えていないらしい。今現在の打率にのみ注意がいっている。ただ、セルフコントロールを身に着けようとだけはしている、という段階のようである。

今までよくもこれほどわがままに生きてこれたものだ、と感心もするのである。

ある日自分の実績と仕事のしやすさが増していることに気がつく日が来るだろう。楽しみである。

子どもというのは、もしかしたら、働き始めてからが一番醍醐味があるのではないかと思われるのである。
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by mayumi-senba | 2014-11-06 19:13 | 息子