私は今年の夏、生まれて初めて、広島の平和式典に参加した。参加したといっても、テレビ画面の中で要人や子どもの代表が宣言を述べたりしながら粛々と進行している、あの中にいたわけではない。
公園の中で、式典が行われるあの広場の周りにはロープが張られ、2メートル間隔で役所の人や警察の人などと思われる人たちが、外に向かって警戒の目を向けていた。 式典で述べられている言葉が聞き取りにくいため、ロープのぎりぎりまで近づこうとすると、数人の男たちが寄ってきた。私がそこに腰掛けると、しばらく不審そうな目で見ていたが、やがてもとの態勢に戻っていった。 平和を願うというのは、こういうことでもあるのだ。 ロープの外は、思い思いの形で平和を訴える人や、それに耳を向けている人、 「コイズミは広島からでていけー。」 と叫んでいる人、それを珍しそうに見ている人、迷惑そうに見ている人、いろんな人たちがいて、テレビの画面では、少なくとも私は見たことがない風景があった。 この人たちのすべてが、原爆やそのほかの兵器が二度と人々や地球を傷つけることがないように願っているに違いない。 しかし、そのほかの案件では、さまざまの立場を取る人たちの集合体でもある。 政党政治しかないのだろうかという気がしてくる。
by mayumi-senba
| 2005-09-18 13:34
| 世間のこと
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