いろいろと問題のある個人情報保護法だが、それぞれの職場では、深く考えるまもなく、対応に追われたのではないか。
私の勤務先でもそうであった。 その対策のひとつに、病状説明について本人が指定する、という文書がつくられた。 1.本人のみ。 2.本人と代理人(多くは家族の誰か)。 3.代理人のみ。 もちろん風邪や下痢で問題になることはない。 また、少し重い病気でも、根治する可能性が高ければ問題ない。 根治療法の時期を逸したりして確実に余命が限られた患者について、われわれが病状説明をすべき、また意思確認をするべき相手を患者本人に指定しておいてもらう。 圧倒的に2が多い。 文書どおりだと、意思のはっきりした人ならば、本人と指定された代理人にのみ病状説明と意思確認をすればよい。 ところが、本人が2と答えたにもかかわらず家族が本人に隠してくれという場合がある。 理由は言わずもがな。 文書を盾にすればすぐに拒否できるが、私は少し時間をかける。医師によってさまざまな対応がある。さまざまな対応をすればよいように思う。 ところで、3と答える人。 患者としてはいまだに経験していないが、もしいるとしたら、どういう人だろうか。 怖いからか、それとも、そんなことは言われなくても察する自信があり、淡々と日々をすごしたいと思うのか。 代理人を信頼していることだけは間違いない気がするけれど。 そんな人は病院に来ないのかもしれない。
by mayumi-senba
| 2006-07-16 00:42
| 病気
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