当時は合法だったから、責めるのは不当だという意見もある。
しかし、私は、非合法だと言っているのではないし、責めているのでもない。 たとえば、拷問による自白が合法的であった昔(今も存在することが強く疑われるが)のそれはひどいな、と思うし、ローマで行われた剣闘士は、奴隷の中の屈強なものを選んで、殺し合いを強要し、それが庶民にとっても娯楽であった、という事実は、ひどすぎるなと思うのだ。この、今現在の私が。 歴史上そんなことがあったのだから、人間というものは条件が整えばそんなひどい仕打ちを当たり前だと思い、楽しんでみることすらできるものであるという、気色の悪い事実を受け止めるのである。 そしておそらく、今の私もそれに近い仕業に加担している。 それともう一つ、私は、子孫といえども、罪を犯したとされる人間の代わりに、当事者の同意もなく謝罪していいのだろうか、という疑念を持っている。
by mayumi-senba
| 2010-01-31 09:53
| 世間のこと
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